損益計算書の基礎知識
「損益計算書って何？」といったレベルの方を対象に、損益計算書の読み方を解説する。
損益計算書の基礎知識
財務・会計を多少かじったことのある人ならばこう言うかもしれない。
「これからはキャッシュフロー経営の時代」
「損益計算書を見ているだけでは不十分だ」
これらの見解について「なるほど一理あるな」と思った方は、今すぐこのサイトから出て行ってもらいたい。さっさとインターネットエクスプローラーだかサファリだかのウィンドウを切り替えて、「キャッシュフロー計算書研究会」なり「貸借対照表ファンクラブ」なり、好きなところへ立ち去ってほしい。
失礼――言葉が過ぎた。
思わず感情のタガが外れてしまった。損益計算書のことを悪く言われるとつい頭に血が昇って暴言を吐いてしまう。何しろ損益計算書の魅力にとりつかれて５０年、私は人生のすべてを損益計算書に捧げてきたのだから……
初めまして。
損益計算書原理主義者の五ノ宮損得（ごのみや・そんとく）です。
どうか先ほどの暴言は水に流してほしい。そして、ぜひこのサイトを最後まで読んで行ってほしい。そうすれば、君たちにも損益計算書の魅力がわかるだろう。損益計算書は「気さくで親しみやすい隣人のような存在」である。貸借対照表のようにとっつきにくくもなく、キャッシュフロー計算書のように気取ったところもない。
このサイトでは、「損益計算書って何？」といったレベルの方を対象に、損益計算書の構造、損益計算書の読み方、そしてその魅力をあますところなく解説するつもりである。
このサイトを最後まで読めば、君たちもきっと損益計算書が好きになる。そのうち損益計算書なしには生きていくことすら難しくなるだろう。営業利益率の計算に恍惚とした快感を覚えるようになるだろう。損益計算書は誰に対してもオープンである。努力次第で君も立派な「損益計算書原理主義者」になれるはずである。
もし君が生粋の損益計算書原理主義者になりたいのであれば、われわれは君を歓迎しよう。このサイトを熟読し、損益計算書が織りなす妙技をじっくりと味わってほしい。健闘を祈っている。